成績を伸ばす〜覚える、わかる、できる〜

成績アップのコツ
成績を伸ばすのは、難しい。と思われる人が多いのではないでしょうか。しかし、成績を伸ばすのは簡単です。やり方さえ間違えなければ、確実に成績は向上します。それを知らずに苦しんで努力している人もいます。ぜひ、正しいやり方を学び実行して欲しいです。
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「わかる」と「できる」は違う
勉強には段階があります。まずは、覚えます。暗記は全ての学習の基礎なので、まずスタートはここからです。そして、覚えただけで、終わってしまうケースが多いのです。これでは成績は伸びません。覚える段階の次は、「わかる」です。覚えた知識によって授業がわかった、問題の意味がわかるようになります。ここで終わってしまっても成績には結びつきません。ここまでの量は少なくても良いのです。次の段階が重要です。それが「できる」です。できるようになるためには、反復練習が必要です。覚えただけ、わかっただけでは、忘れてしまいますし、テストや試験に出た時に使いこなすことは難しいです。そのために、練習が必要なのです。
三位一体
この3つが揃わなければ、知識は定着しません。まずは覚える。次にわかる。そして、できるです。このどれか1つでも欠けてはいけません。覚えるだけでは、一問一答形式のテストならある程度の点数が取れるかもしれません。しかし、記述式や応用問題を解くことは出来ません。また、わかるまでだと、減点やミスに繋がります。しっかりとできるようになるとで点数に結びつきます。つまり、この3つを高速で回転させて、何度も反復することがとても大事なのです。
覚えられない理由は・・・?
覚えるのが苦手という子供がいます。覚える能力がないという子供がいます。しかし、それは間違っています。覚えられない理由は、覚える気がないだけです。覚える気持ちがあれば、必ず覚えられます。そのために、覚え方を工夫します。まず、完璧を求めないことが重要です。例えば、100個の単語を覚えるとします。そうすると、1日10個ずつ完璧に覚えていこうとします。そのため、10日後の100個目を覚えた頃には最初の10個は忘れています。そのため、自分には覚えられない、となります。そのため、100個覚えるときは、1日に100個覚えます。大切なことは、この時には、覚えてなくても良いということです。そして、1日100個を10日やります。そうすれば、100個覚えることができます。最初から完璧にできる人なんていません。ただし、繰り返せば確実に覚えられます。完璧を求めず、6割か7割くらいで良いんだという楽な気持ちで取り組んだ方がモチベーションが続きやすいはずです。
覚えるための究極の方法
覚えるためには、反復が重要と述べてきました。必ず反復を心がけましょう。どれくらい繰り返せば良いのか。それは、何も見なくても言えるようになるまでです。そして、より効果的に覚えやすくする方法です。それは、音読をすることです。音読をすると学習効果が高まります。そして、音読する際には、スピードを意識します。速いスピードで読むことで頭の回転も速くなります。相乗効果があります。ぜひ、スピードを意識した音読をしてみてください。
わかるようにするために
わかるとは理解することです。不安なことや腑に落ちないこと、納得できないことは質問して解決することが大切です。そのために、わかるようにするために、質問をしましょう。しかし、ここで問題があります。質問するための適した存在を探すのが難しいということです。学校の先生だから、塾の先生だからと言って、必ずしも質問するのに適しているとは限りません。自分が困ったときは、この人に質問するという存在を見つけることはとても重要です。それを見つけるためのコツです。まずは、自分が達成したい目標に対して、自分自身が経験済であったり、プロフェッショナルであるということです。先生が必ずしも、自分が質問したことの専門性を備えているとは限りません。先生も万能ではないのです。また、誠実であったり、熱意があることも大切です。時間や約束にルーズだと信頼がおけません。また、自分との温度差があると居心地が悪くなっていきます。そのため、自分の理想に近い存在を探すようにします。そして、腑に落ちないこと、納得できないことを質問して解決してもらいましょう。
見つからないときは
どんなに探しても、自分の理想とする存在が見つからないこともあるでしょう。その際には、インターネットや書籍をその対象とするしかありません。1人の人間よりもインターネットや書籍の方が情報を持っているので、自分が望む答えを導いてくれるはずです。しかし、注意点があります。あまりにも情報が膨大なので、情報の取捨選択をしっかりとする必要があるということです。
どうしてもわからないときには
質問をしてもインターネットや書籍で調べても、どうしてもわからない、解決出来ないことがあるかもしれません。その際には、「すべてを理解する必要はない」ということを心がけて欲しいです。どんなに一生懸命に勉強してもわからない問題はあります。それは仕方のないことです。しかし、そこまで一生懸命に解決しようとしたのであれば、その過程でたくさんのことを学んだはずです。それで良いのです。そして、わからない問題に焦点を当てるよりも、他のできる問題に焦点を当てた方が成果につながるはずです。切り替えがとても大切ということです。
できるために
できるようになるには、無意識レベルでも実行できるようになることが重要です。野球選手であれば、無意識レベルでフライをキャッチすることができるでしょう。バスケ選手であれば、無意識レベルでドリブルをすることができるでしょう。勉強でも体が覚えている、という状況までに持っていくことができれば成績は向上します。では、サッカー選手が、バスケ選手が無意識レベルでそれらができるようになるまでに、何回くらい練習をしたでしょうか。1回?2回?きっと何百回以上なはずです。勉強でもそれくらい繰り返す必要があるということです。極端な例えですが、掛け算九九は、小学校の高学年以上の年齢であれば、無意識レベルで答えが出てくるはずです。掛け算九九は何百回以上繰り返しているはずです。それほど繰り返す必要があるということです。もちろん、一気にそれほど繰り返すことは不可能でしょう。そのため、最終的にそれくらいの回数になれば良いのです。例えば、この問題集は100回繰り返すと決めます。期限も決めます。そして、期限までに100回繰り返すためには、1日何回やればいいかを考えます。こうして、取り組めば確実にできるようになっていきます。回数を重ねれば重ねるほど、スピードが上がっていくはずなので、どんどん高速で取り組んでいきましょう。
まとめ
出来ないから、すぐに諦める。自分には勉強が出来ないんだ、と決めつける。これはあまりにも勿体無いです。やらずに出来るはずがない。やってやれないことはない。覚えたことを確実に知識として定着させていくプロセスを進んでいけば、必ず成績を伸ばすことが出来るようになります。ぜひ、諦めずに取り組んでください。ご精読ありがとうございました。