教育革命!勉強の苦手な子の悩みをスッキリ解決する7つのポイント①

教育を日々されている中で我が子が勉強に後ろ向きでお困りではありませんか?
成績がなぜ伸びないか!?
こんにちは。高木信幸です。。
勉強に対して、やる気が出ない。
やっても集中が続かない。
結果、成績が伸びない。そのような悩みを抱える親御さんは多いと思います。
なので、イライラして、つい小言を言い、子供と言い争いに。
険悪なムードになってしまう。
こんなこと言いたくないのに、本当は笑顔で接したいのに、一体どうしたら良いんだろう。
そんな葛藤に頭を抱えてしまっている。
私が学習塾に勤務していた頃、このような相談は多々ありました。
それってとても辛いことですよね。
そこで、そんな悩みを解決するためのヒントになればと思いこの記事を書きます。
僕自身、現場で10年、5000人以上の子供達を指導してきました。
同じ授業、同じ教材を使っているのに、成績がグングン伸びる生徒もいれば、全く伸びない生徒がいるのが正直なところです。
まず最初に、ここを理解して欲しいのですが、勉強の成績を上げる方法はたった1つしかないということです。
これをわからずに、勉強に向かっても成績が上がることはまずないです。
恐怖で無理やりやらせたり、ご褒美で誘惑してやらせれば、成績が伸びるかもしれません。
しかし、それは一次的なもので、継続はしません。
では、その方法とは何か。
それは、「やる気」です。
なんだ、そんなことかわかっているよ!と思ったかもしれませんが、これが本当に重要なのです。
やる気さえあれば、成績はグングン伸びますし、やる気がなければどんなに勉強しても成績は伸びませんから、それならいっそやらない方が良いくらいです。
そして、このやる気を起こすことが、本当に難しいのです。
どうでしょうか。もし、この記事を読んでいる方が、子供を持つ親御さんだとしたら、普段の声かけは、お子さんのやる気が上がるような声かけになってますか?
やる気を損なうような声かけになってはいないでしょうか?
高額なお金を出して、塾や習い事に通わせていてもその子にやる気がないなら、おそらく結果は出ないでしょう。
時間とお金を投資しているに、それでは非常にもったいないことです。
何より子供自身に自信が身につかず、せっかくの成長の機会を失っていることになります。
塾や習い事は子供に成功体験や自信を身につけさせ、心身共に成長させるためも通わせた方が良いと思いますが、どのようなモチベーションで通わせるかが重要になってきます。
やる気を出すためにも、思考を変えなければいけません。
ネガティブな思考ではやる気は起きません。
そして、思考は伝染します。
自分の周りにネガティブな思考の人ばかりでは、決してやる気は起きません。
つまり、まずは、親自身が思考を変える必要があるのです。
そして、それが子供にも伝染し、正しい考え方を身につけ、やればやっただけの成果が出るようなコツを学んでいけるのです。
「やる気が勉強の結果を左右する」のです。
そこで、やる気を伸ばす7つのポイントをお伝えしたいと思います。
ポイント①目標
まず、1つ目が目標です。
勉強は孤独な戦いですし、出来ることならやりたくない、と考える子供は多いはずです。
そこで、何のために勉強をしているのかのゴールが明確でなければ、モチベーションが上がるわけもありません。
例えば、ゴールのないマラソンを考えてみて下さい。辛いだけです。
目標をしっかと定め、取り組むことが非常に大切なのです。
では、どんな風に目標を立てたら良いのか。
ただ単に、「頑張りたい」とか「良い成績を取りたい」とか抽象度の高い目標では、効果は薄いでしょう。
より具体的な方が良いです。
例えば、次のテストで良い成績を取りたいと思っている子供がいるとしましょう。
まずは、テストが終わって良い成績だったことを想像してみます。
今までにとったことのないような最高の結果を獲得し、先生からは褒められ、友達からは尊敬の眼差して見られ、家に帰れば親からも賞賛される。
そのような様子をイメージします。
その時に、先生は、友達は、親は、自分にどんな言葉をかけてくれているかまで想像します。
とにかく感情をフル稼働させた方が良いです。
普段からイメージする力を養っておくと良いかもしれません。
はじめは、親御さんが一緒になって、子供と考えてみて上げると良いかもしれません。
そしたら、次に逆算して計画を立てます。試験まであと◯◯日ある。
今回の目標点数は◯◯点である。今の自分は〇〇点だから、あと〇〇点足りない。
では、それをクリアするためには、この教科のこの単元の勉強をどれくらいの時間をかけてやれば良いかを考えることができます。
つまり、目標を立てることで、その目標達成のために、何が必要かを考えることが出来ます。
目標も計画も立てずに、ただがむしゃらに頑張る。
決して悪いこととは思いませんが、やはり無駄が多くなったり、非効率になり、思ったような結果が出なかったりします。
目標を立てたら、逆算して考える。
そうすることでやるべきことが明確になるので、何をやったら良いか迷うことがなくなり、親御さんも声をかけやすいはずです。
かつての教え子に、「獣医」になりたいという明確な目標を持っている生徒がいました。
そのために北海道大学に行きたいというのがその生徒の夢でした。
だから今の勉強が足りない、と自覚し、足りない部分を補うために必死に取り組みました。
受験生の時、夏の時点では偏差値が50程度だったのですが、最終的には70近くまで伸び、無事合格を果たしました。
明確な目標を持てると、行動に迷いがなくなるようになる。そんなことをこの生徒から学びました。
目標を立てるときの5つのコツ
目標を立てるときのコツをお伝えします。
1、いつまでという期限を決める。
期限がないと先延ばしや後回しになってしまいがちです。しっかり期限を決めましょう。
2、どのレベルまで到達したいのかを決める。
今まで40点だった子がいきなり、100点はさすがに難しいです。
自分のレベルに合った目標を立てましょう。
少しずつ成功体験を積んでいくのがやる気を向上させるポイントです。
3、ゴールから逆算し、1日のタスク(課題)を決める。
目標達成には実践が重要です。毎日のやるべきことを明確にしておきましょう。
ゴールから逆算して、その日に必要な課題を明確にします。
そのときの、コツは予備日などをしっかり設けることです。みっちりと予定を入れたものの、急な用事等で予定通り出来ないこともあります。
そうすると計画に支障を与えます。
それでは、せっかくのやる気も削がれてしまいます。
そんなときのために予備日を設けるのは大切です。
4、タスクは数字を使って具体的に決める。
「〇〇を頑張る!」だけでは何を頑張ったら良いかわかりません。
「〇〇ページやる!」とか「〇〇問解く」とか具体的にしましょう。
その際に「〇〇時間やる!」はあまりオススメしません。
例えば、2時間で2問しか解けなかったら効果は薄いでしょう。
大事なのは時間ではなく中身です。
どれだけの時間椅子に座っていたかではなく、どれだけの問題ができるようになったかが重要です。
5、1〜4を全て紙に書き出し、壁に貼る。
実は、これが一番重要です。
頭の中だけで考えると忘れてしまうことや整理が出来なくなってしまうものです。
紙に書き出し、やるべきことを視覚化します。
そして、壁に貼り朝起きたら必ずそれを読み上げます。
潜在意識にまで落とし込めるようにします。
そして、勉強を始める前にも、必ずこの紙を見てからスタートします。
計画を立てたらあとは実行あるのみです。
計画を立てるは誰でも最初は難しいものです。
そのため、最初は親御さんが一緒に考えてあげても良いと思います。
その時のポイントは決めるのは子供ということです。
子供なので、適切な目標設定ではない時があるかもしれません。
その時に、「それはこうしなさい」と言ってしまうのではなく「そういう考えもいいと思うけど、こんな風にしてみたらどうかな」のように提案してみて下さい。
それでも、決めるのはあくまでも自分です。
それでも自分の考えを通したいのであれば、そうさせます。失敗から学ぶのも経験です。
まとめ
目標を立てるときのコツを参考にしっかとした目標を定め、達成したときの様子を感情を総動員して明確にイメージする。
そして、やる気を迎えに行き、計画を立て、自らの意思で勉強に向かえば必ず成績は上がります。
ここに持っていくまでが大変なのでぜひ親御さんにはサポートして頂きたいです。
7つのポイントの1つ目は目標でした。
2つ目は次回の記事に書きたいと思います。
ご精読頂きありがとうございました。