家庭教育を見直して、ぐんぐん伸ばす子育て

社会で生き抜く子供を育てるために
子育てを考える上で大事なこと
家庭教育をする上で、大事なことがあります。それが自己肯定感です。とても大事な要素です。自己肯定感とは、自分のことを肯定的に捉える感情のことです。事項肯定感が必要な理由はなんでしょうか。自己肯定感が高いと、物事に積極的に取り組む姿勢が見れら、たとえ失敗しても次もチャレンジしようと諦めにくくなります。そのため、成功する可能性が高くなります。この自己肯定感は、学校の教科書やテストでは養うことはできません。自己肯定感は愛情によって育まれます。見返りを求めずに愛情を注ぐことができる親こそが、子供の自己肯定感を育てるために最適なのです。そのために重要なのが、存在そのものに価値があると認めてあげることです。宿題をやったから偉いとかテストの点数が良かったらかすごいとか、そのようなレベルではなく、無条件の愛情が自己肯定感を養うのに必要なのです。この愛情は親でしか表現できませんので、家庭教育なくして自己肯定感は育むことは困難です。
リビングのテーブル
リビングの大きなテーブルを用意すると子供の学習やコミュケーションに効果があります。今では兄弟それぞれに子供部屋が用意されているご家庭も多いと思います。もちろん寝るときや遊ぶときなどはそれでもいいかもしれません。しかし、勉強に関しては、勉強以外のことをしていてもわかりませんし、コミュケーションが取れなくなってしいます。何もリビングで勉強をさせるのは監視するためではありません。オープンな環境を用意するためです。リビングに親がいれば、子供の疑問や課題にその都度協力してあげることができます。リビングにテーブルが置けないような間取りもあると思います。その際には、ソファやテレビなど他のものを別の部屋に移動するなどがオススメです。家庭教育の最重要課題である子育てに置いてリビングをどのような環境にするかはとても大事なことです。
本棚
インターネットの普及によって、読書離れが進んでいるように感じますが、子供の頃の読書はとても大事なことだと考えます。人の脳は触覚によっても活性化し知識を定着させます。本をめくるという動作も脳を刺激し、学習に効果的になります。また、読書をするメリットは他にもあります。先人の知識や知恵に触れることによってアイディアが生まれたりします。創造性や独創的な考えを養うことができます。作者によって考え方や価値観は千差万別。それらに触れることで寛容性が育ちます。また、感性や感受性が豊かになります。「でも、うちの子本を読まないの」という声も聞こえてきそうです。家庭教育の課題ですね。そんなときは、親が楽しそうに読書をすることです。無理やり読めと言っても読みません。仮に読んでも継続しません。読書って楽しいんだよ、ということを親が見せてあげることが大事です。人の脳は視界に入るものを真似しようとする習性があります。親が読書をしていれば、真似して読書をするようになります。
片付け
せっかくリビングにテーブルを用意しても、物で溢れていて雑然としてしまっていれば、良い家庭教育とは言えません。整理整頓をするコツがあります。まずは、直接床にものを置かないということです。つい、床にバックや雑誌、買い物した袋などを置いてしまうものです。そして、あっという間に増殖、なんてことがあったりします。そのため、床に物は起きません。次に、使ったら元に戻すことです。使ったものを元に戻せば、散らかるはずがありません。使った物を元に戻す習慣があれば、物が無くなったりしなくなります。時間の無駄もなくります。そして、いらないものを躊躇せずに捨てることです。せっかく綺麗にしても、新しい物がどんどん増えればあっという間に元の状態に戻ってしまいます。捨てるのが勿体ないときは、リサイクルショップに持っていきましょう。いらない物を捨てると心もスッキリするものです。
家族で子供を支える
リビングにテーブルを置いて、素敵な家庭教育の環境を整えたら、子供が勝手に勉強を始めるとか、リビングだと子供が集中できないのではとか、そういうことことではありません。リビング学習は家族参加型です。みんなで勉強するのです。子供の疑問や関心事に応えてあげてください。コミュケーションを取って学校の様子や最近の悩みなど聞いてあげてください。部屋にこもって孤独に無理やり宿題をやらせているより、楽しさが大事です。勉強って楽しいんだ、ということが伝われば子供は自ら学習するようになります。
監視はしない
子供が目に届くところに置くのは、親が子供を監視するためではありません。親が「宿題やったの?」「勉強はいつするの?」などと言い続けたらどうでしょうか。子供は嫌になります。そして、同じことを言われないように、アリバイ勉強をするようになります。つまり、親が勉強しなさい、というのは百害あって一利なしです。一緒に計画を立ててあげたり、これからやることの相談には乗ってあげて欲しいですが、基本的には自分で決めさせ、見守るのです。その際に、大事なことは子供と話すときには、目を見て話をするということです。リビングだとテレビを見ながらとか、洗い物をしながらなど何かをしながら話をしてしまうことがあると思います。しかし、それでは自己肯定感は育ちません。もちろん、どうしても手が放せないときには、きちんと理由を言ってから待ってもらいましょう。そして、子供の話に耳を傾けてあげてください。その際には、できるだけ褒めることろを探し、認めてあげるのです。自分の存在を認めてもらうことで、自尊心が高まりいろんなことにチャレンジしようと思うので、やらなければいけないこともやるようになります。
リビングでやるべきこと
リビングで最も重要な家庭教育は、子供とのコミュケーションです。それがリビング学習のすべてと言っても過言ではありません。近年、公教育の場で、アクティブラーニングが注目されてきています。アクティブラーニングとは、学び手となる子供が主体的、対話的になる深い学びのスタイルです。我々が受けてきた、教科書を使って、教師による一方的な授業のスタイルをロートラーニングと言います。このスタイルは、日本とアジアのわずかな国でしか行われていません。グローバル化を目指すには、このスタイルでは対応できません。そのため、文科省もアクティブラーニングに力を入れてきています。しかし、まだまだ確立していないのが現実です。だからこそ、家庭教育でアクティブラーニングを取り入れて欲しいのです。では、具体的にどうするのか。「なぜ」という疑問を持ち、それに対して調べるということです。例えば、空はなぜ青いのか、ということについて疑問を持たせ、それを調べてまみす。調べる方法も考えさせます。このように日常にはなぜが溢れています。それに対して好奇心を刺激し、取り組ませるのです。テレビや新聞からもネタは溢れています。このような対話の中から子供は学びます。ぜひ、リビングでこのような会話を心がけてください。
まとめ
「うちの子はできない」「ダメな子だ」と子供を否定してしまえば、自己肯定感は失われてしまいます。子供の可能性は無限大です。それを信じてあげることが、とても大切です。そのままのあなたが素晴らしいということを伝え、無条件の愛で子供と接してあげてください。そのために家庭教育ではコミュケーションが大事です。ぜひ、精神的に多感な時期の子供とたくさんコミュケーションを取り、将来の可能性を広げてあげてください。ご精読ありがとうございました。